Once Upon a Time

日々のことを気まぐれに。

京都夜会2016 第一夜

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まだ見ぬ京都を求めて、夜をさまよい歩こう。そんな一声から始まった京都夜会。メンバーは大学時代からの友人を含めて3人。今日は、メンバーの一人からの年賀状に「忘年会が行われなかったので年を越せてません」と書かれていたので、これはダメだと急きょ開催。2016年第一夜を開くことに。

 

 

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まずはビールを飲みたいねということで、木屋町御池をさらに北上したところにあるクラフトビールが飲める「GASTRO PUB Tadg's」へ。Wiki情報によると「ガストロパブ」は、高級なビールや食べ物を提供するバートレストランを兼ねた飲食店らしい。ちょっといいパブなのか。

お店では京都のものはもちろん、全国のクラフトビールが8種類ほど。その中で一番飲みやすいものを!といって選ばれたのが京都のクラフトビール「初雪」。飲んだことなかったけれども、とても飲みやすい。ホワイトビールなのかこれは。一方で、次に飲んだ「黒潮の如く」は同じく京都のクラフトビールだけど、黒潮をイメージしているらしく、おれ、黒ビールですから!っていう主張がすさまじい。おいしいけどね。これは後情報だけど、この二つを作っているのは京都醸造というところ。創るモットーは「自分たちが飲みたいビールを作ればいい」。素敵すぎます。

 

いい感じにほろ酔いになってきたら突然一人が、「実は前から行ってみたいところがあったんだ」と言い出して、言われるがまま、タクシーに乗り込み、元田中へ。ただ、タクシーの運転手に降ろされた場所は、目的地からは少し離れた真っ暗な住宅街。本来なら、すぐに目的地に着くはずが、歩く羽目になり、そして偶然着いたのが「ホホホ座」。

 

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この時は知るよしもなかったけれども、実はガケ書房が移転して名前をかえた本屋だった。ホホホ座という劇団とタイアップでもしてるのかと見た時はおもったけれども。1階は本屋。入ってみると、個人的には恵文社みたいな面白いラインナップ。もうワクワクが止まらない。ホホホ座が編集した本はもちろんだけど、インディーズっぽいCDや個性的な雑貨、何よりももう目移りしそうな面白そうな本がずらり。とりあえず、一冊購入。

次に二階に上がっていくと普通のアパートっぽいけど、古書と雑貨の第二のホホホ座。なかなか一人で来るのは有機入りそうな雰囲気が漂っている。お店の向かいには部屋があって、誰か住んでいるのかなーなんて話をしてたら本当に住人登場。ほ、ほんとうに澄んでいるとは。・・・。この怪しい雰囲気を見てるとなんか森見登美彦の世界にでてきそう。

 

すっかり寄り道してしまったけれど、そんなこんなで目的地だったお店「軽食みなみ」へ。カウンターとテーブル2つあるぐらいのそんなに広くないお店だけど、妙に居心地がいい感じのお店だった。行ったときはもうすでにぼくらとあと3人いるだけ。店員さんは京大だけど、大学には全然いかず寮生活を謳歌していたテツオさんのみ。そして、お客さんの中の一人が、お昼にライブした人だったらしく、帰り際に南極かぼくらのために歌ってくれた。

そんな偶然を喜んでいると、偶然は続くもので自分たちの隣のテーブルにいた人は、大学の同級生。学科は全然違うけれども、共通の知っている人もいて、もうそれは盛り上がらないわけがない。しかも記憶をただせば自分以外はあったことあるような気がするらしい。

 

そんな偶然に喜びながら、同性しか愛せないというその同級生に、どうやったら女子にモテるのかを考えて伝授。男子が女子に、女子からモテる方法を伝える。不思議すぎるけれども、もう、盛り上がってしかたがなかった。あとは大学の時の自分と今の自分のこと。大学時代は色んな事に立ち止まって、普通といわれることなんて気にもとめないで、おかしいことはおかしいってずっと考えてたねってこと。バカみたいに考えてたことが、社会では必要とされなくて、シンプルに考えることがいいことなのかってこと。そしてうちの大学をでた人は、かなりの割合で社会で生きづらいねってこと。もう時間がいくらあっても足りなかった。

 

楽しい時間はあっと言う間で、夜も更けてきたので帰りに長浜ラーメンによって京都夜会の第一夜もこれにて終了。夜会初めとしては、これ以上のない濃い時間だったような気がする。

今年も楽しくなりそうだ。

 

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